$\DeclareMathOperator*{\ssum}{ \Sigma} $ $\DeclareMathOperator*{\sprod}{\Pi}$
本記事ではLaTeXで小さな総和記号の定義をする方法を紹介します.
例えば私が行った定義をすれば,\ssum_{i=1}^N f_i
と入力すれば $\displaystyle \ssum _ {i=1} ^ N f _ i$ が表示されます.
詳細
LaTeXで総和のΣや総乗のΠなどを書くとき,大型演算子のコマンドの\sum
$\displaystyle \sum$ や\prod
$\displaystyle \prod$ を使うのが一般的だと思います.他にも \bigcup
$\displaystyle \bigcup$ , \bigwedge
$\displaystyle \bigwedge$などがありますね.
しかし,私はこのΣやΠが大きな文字サイズではなく普通の文字サイズのままで使いたい時があります.
毎回\Sigma
$\Sigma$に\overset
と\underset
を使って総和記号 $\underset{i=1}{\overset{N}{\Sigma}}$にするのは少し面倒くさいので,演算子を定義したいと思います.
\DeclareMathOperator*{command}{display}
を使うことで自分で定義できます.以下のページを参考にしました.
例えば,小さい総和記号\ssum
と小さい総乗記号\sprod
を以下のように定義しました.
\DeclareMathOperator*{\ssum}{\Sigma} %小さい\sum .display部分で文字サイズの指定もできます. \DeclareMathOperator*{\sprod}{\Pi} %小さい\prod
これをプリアンブルに書くことで冒頭で紹介したように小さな演算子を表示できます.